2017年12月7日木曜日

「ノア・ノア タヒチ紀行』(ポール・ゴーガン)読みました。


もう数年前に亡くなっている親父は、
ぶつかった自動車を直す
板金屋さんでした。

修理だけじゃなく、
頼まれれば、新車も売ってた。

メーカーはたいていトヨタです。

長年仕事をもらっている
トヨタのディーラーさんを通すと、
何かと都合が良かったんだと思います。

なので、息子のぼくに
クルマが必要になったときには、
親父に頼んで手配してもらっていました。

もう10年以上も乗った前のクルマは、
子どもを乗せるための
ワンボックスという指定以外、
車種にもメーカーにも
何のこだわりもなかったから、
必然的にトヨタになりました。

でも今は、
頼れる親父がいなくなったので、
買い換えるとなると、
自分で街道沿いのディーラーに
行かなきゃならない。

ということで、今は最寄りのホンダ。
ステップワゴンになってます。

で、この『ノア・ノア』。

親父に頼んで納車された
以前のクルマは「ノア」でした。

親父が生きていて、
2台続けば「ノア・ノア」に
なってたのかな。

あ、自分でノアを買えばよかったのか。
とはいえ、相変わらず何の感想にもなってない。
すみません。





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2017年12月5日火曜日

『ゲバラ漂流 ポーラースター』(海堂尊)読みました。


「朝令暮改」を辞書でみると
「法令などがすぐに変更されて一定せず、
 あてにならぬこと」
って載ってました。

良い悪いって区分けすれば、
良いほうには入らない言葉でしょうね。

でも、それを地で行く人のこと、
うらやましいと思うときもあります。

ちょっとやってダメなら
すぐに諦められる人。

ぼくは、ある程度何かに手をつけると、
それを途中で投げ出すのが、
もったいなくてできない臆病ちゃんなんです。

ちょっと前に
ダム建設を中断するとかしないとかで
問題になったことがあるけど、
もしぼくがそれを
決断しなきゃならない責任者だったら
(絶対そんな責任者にはなりたくない)
中断なんてもってのほか、
あくまで続行を指示してます。

で、この『ゲバラ漂流 ポーラースター』。

シリーズ2冊目なんですが、
次に出る3冊目への続行は
やめようかなと思ってます。
朝令暮改のできる人を目指して。





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2017年12月1日金曜日

『かもめのジョナサン』(リチャード・バック)読みました。


たしか昔のテレビCMで

「覚醒剤やめますか、
 それとも人間やめますか」

ってのありましたよね。
それが流行語みたいになっていた頃です。

24時間営業のファミレスでバイトしてました。
映画学校の学生してたときです。

ショートフィルムの製作を学ぶ
100フィート実習っていうも、その頃やってました。
ロケハン予定の前夜にバイトで徹夜して、
そのまま集合場所の横浜の山下公園に行ったら、
まだみんな来ていなくて、
ベンチで横になって寝て待っていたら、
誰かが起こしてくれたはいいけれど、
そのときはもう夕方で、
その日の作業は終わってた。
なんてこともありました。

今みたいにブラックなんて言葉もなくて、
ボロボロヘロヘロになっても、
シフトに入れられたし、

それで稼げるのならと、
大半のバイト仲間は、文句は言いませんでした。

それでも一人だけ、先輩のバイト生が、
無理して働くのは止めた方がいいって、
ことある度に言い張っていたんです。

その先輩が、いつも言っていたのが、
「バイトやめますか、それとも人間やめますか」
でした。

で、この『かもめのジョナサン』。

かつてのぼくのバイト先のファミレスは
「ジョナサン」って名前でした。
ジョナサンつながり……
……たまにはおやじギャグだけで、
文字を埋めてみようかなと思っちゃいました。





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2017年11月29日水曜日

『校閲記者の目』(毎日新聞校閲グループ)読みました。


それは別にいいんじゃないの、
ってトコに、のべつ幕なしに
突っ込んでくる友だちがいます。

ファミレスなんかで一緒に食事するとき、
料理を運んできたウェイトレスさんが

「こちらはナポリタンになります」
とテーブルの上に皿を置くと、

それをじっと見つめて

「これはもうナポリタンだろ。
 これからナポリタンになるのか。
 なってるのに、なるのか。
 もうなっているのに、
 これからなるみたいに言うのは
 おかしいだろう」

とぼくに言う。

直接ウェイトレスさんには言わない。
彼女が向こうに立ち去って
自分の声が聞こえなくなったころに、
ぼくに対して言う。

そんな基本ビビリなところがあるので、
まあ許せはするんだけれど、
ときどき面倒くさくて
相手にしたくないこともある。

「アイツ鼻くそほじってるよ」
なんてぼくが言おうものなら、
鬼の首を取ったように
「鼻くそは、ほじってないだろ」
と鼻くそ飛ばす勢いで指摘する。

「鼻の穴をほじっているんだ。
 鼻くそなんて小っこいモノは、
 針を使わなけりゃほじれない」

そんなときは、足音を立てないように、
すすすっと
彼の前からいなくなることにしています。

で、この『校閲記者の目』。

間違った日本語の使い方の
あんな例、こんな例が
たくさん載ってました。
校閲記者さんは、
それをキチンと指摘しなきゃいけない。
あいつ、その仕事やればいいのに……。





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2017年11月21日火曜日

『ザ・サークル』(デイヴ・エガーズ)読みました。


出版業界の片隅に
しがみつかせてもらっている
ぼくとしては、
なるべく売上に貢献しなければいけないと
常々思っているのですが、

やはり自分のサイフから出ていくモノは、
できるだけ少なくしたいという
ちんけな考えを抑えつけるのは難しく、
同じものなら安価で入手したくなる。

そう、前にも何度かいいましたが、
同じタイトルで文庫本と単行本が出ていれば
即座に文庫本を選ぶってこと。

特に当てはまるのが長い物語の場合。
単行本なら一冊にまとまっているのに、
文庫だと上下巻に分かれてしまうとき。

上下巻の文庫なら、まとまった単行本を
読み終えるのと同じ時間で2冊読める。

それなら、
この感想文もどきも2冊分書けるので、
ネタ不足な状況も少し解消できる。
これで一石二鳥。
さらに、読む時に本を持つ腕も疲れないので、
三鳥になって、焼き鳥にすれば、
お腹いっぱい食べられる。

で、この『ザ・サークル』。

単行本で買いました。
買った翌週に上下巻分冊で
文庫が出るってこと知りました。
おお、まい、がっ。

こうなったら、
文庫の上下巻も買って、
読み直しちゃおうかな。面白かったし。





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2017年11月16日木曜日

『AX アックス』(伊坂幸太郎)読みました。


きっとネットを検索すれば
答えが載っていると思うのですが、
すぐ見つかるのも無粋なので、
ぼくの頭の中に疑問のまま残している
世の不思議があります。

〈なぜ、遠くのモノは小さく見えるのか〉

物理的な大きさは、
手元にあろうが、1キロ先にあろうが、
変わらないはずなのに、
距離が離れれば離れるほど、
ちっちゃくなる。

なんかヘンだなって
思ってたんですよね、昔から。

これは想像でしかないんですが、
生まれつき目が見えない人は、
この現象を理解できないかもって
気がするんです。

パンパンにふくらんだ風船が、
だんだん空気が抜けて
しぼんでいくという様子なら、
直に触っていれば、
大きなモノが小さくなるって
手の感覚で納得できると思うけど、

そんなの何もなしに、
自分との距離が違うだけで、
そいつがデカくなったり、
米粒くらいになったりする。
見えてるぼくにも理解できないんですから。

もしかしたら、視力があるぼくは、
何かの思惑を持ったヘンなヤツに、
錯覚を見せられているのかもしれない。
遠くのモノを小さく見せることで、
ヘンなヤツは、自分の悪巧みを隠せるとか。

で、この『AX アックス』。

またこの本とは関係のないこと
書いちゃいました。すみません。
だって、面白くって上手くって、
何をいえばいいか、わらないんですもの。





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2017年11月14日火曜日

『ファインダーズ・キーパーズ(下)』(スティーヴン・キング)読みました。


自分の思うとおりに
事が進まないときには
へこんだ気分になります。

大それた企みが
うまく行かないときだけじゃなく、
ちょっとしたことでも。

例えばそうだなぁ。

机の端にあるシャーペンを
とろうと思って手を伸ばしたら、
飲みかけのお茶が入ったカップに
ぶつかってしまい、
書類がお茶漬け状態になったときとか。

でもそれが、自分じゃなく
他の人がやったことだとしたら、
申し訳ないけど笑っちゃったりする。

他人が何かやろうとして、
その目の前に障害がある姿って、
もしかしたらエンターテイメントの
原型なのかもしれないな、
なんて思ったりします。

で、この『ファインダーズ・キーパーズ』。

キングさんって、
どんな登場人物にも分け隔てなく、
目の前に障害物を置いてくれます。
〈シャープペンをとる〉みたいな
ちっちゃなことでも。
これぞエンタメでした。





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2017年11月9日木曜日

『プリズンホテル(1)夏』(浅田次郎)読みました。


食が細くなったと感じ始めたのは
いつぐらいからだったでしょうか。

20代の後半には、
「だいぶ食えなくなったな」
と感じていたように思うし、
いや30代や40代になってからだって
バカ食いできた記憶はあるし。

ま、いずれにしても、50を過ぎた今は
10代の頃の食欲にはかないません。

それがよくわかるのが、旅館の食事。
温泉宿なんかにいくと、
これでもかってくらい皿がたくさん出てきて、
料理てんこ盛り状態になりますよね。

10代後半のころには、
あの量を見てうれしくてたまらなかった。

でも、今だと、ひとつの皿ごとに、
ちょっとだけ箸をつけて、
とりあえず全部さらってから、
お腹の張り具合と相談しつつ、
美味しいものから順にこなしていく。

そうすると大抵、半分くらいは残しちゃう。

それでもたまに、
小量バージョンの旅館に当たることもあり、
そんなときは、なんとか完食できる。

ただ、小量バージョンと思っていたところで、
メインがあとから
運ばれてきたりすることもあるのが、困りもの。

それ早く言ってよ……って思っても、
最初から手元に出されていた献立表に
書いてあったりするんですよね。

で、この『プリズンホテル(1)夏』。

うんうん、面白い。
ただ、ぼくには少し、てんこ盛り感があり、
あと1つくらいエピソード小量が
ちょうどよかったかな。





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2017年11月7日火曜日

『ファインダーズ・キーパーズ(上)』(スティーヴン・キング)読みました。


老夫婦に拾われた桃太郎が
すくすくと元気に育ち、
悪い鬼軍団を退治して
ヤツらから金銀財宝を
奪い取ってくるお話。

と、
昔話のあらすじを書いてみたら、
約50文字でおさまりました。

単純というか、
なんともシンプルなお話なんですね。

このお話を全部書き起こすと、
この感想文もどきの5個ぶんくらいの
文字量になるでしょうか。

まさか、何巻も続く吉川英治さんとか
司馬遼太郎さんの本みたいな
長編にはならないですよね。

それをもし長々とつづっていくとしたら、
川から流れてきたモモを克明に描写して、
お爺さんの性格やこれまでの経験なんかも
たくさん入れ込んで、
もちろんお婆さんの食べ物の好みや
持病のことなんかを説明しながら、
サルとイヌとキジそれぞれの
バックグランドにも触れ、
どうでもいいあれもこれもを書かないと
ページは埋まらないでしょう。

そんでもって、
そんなことをして引き伸ばしたら、
読むに堪えない、
だらだらの本になるのは見えてます。

で、この『ファインダーズ・キーパーズ(上)』。

まだ上巻しか読んでいませんが、
あらすじをまとめたら
桃太郎ほどにできちゃうお話でした。
それでも上下巻の長編。
それでもずっと
ドキドキワクワクしながら読める。

なんなんでしょうね、キングさんの力って。





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2017年11月2日木曜日

『若い読者のための 第三のチンパンジー』(ジャレド・ダイアモンド)読みました。


その本を読んだこと自体を忘れて、
初めてだと思ってページをめくり、
半分以上目を通したたあとで
「あ、この本、前に読んだ」
って思い出す体験。

実はそんなこと、
軟弱な記憶力しかないぼくでも、
この前の『鉄道員(ぽっぽや)』が
初めてだったんです。

再読するときは、
内容を覚えていないのを自覚しながらも、
〈読んだ記録〉は頭の中にあって、
「よしもう一度読むぞ」と意識しています。

だから、再読のときは、
前に読んだのと同じ内容が
目の前の文章に出てきていいんです。
(というか、出てきて当たり前)

それを、
「ああ、そうだった。そうだった」と、
ときどき思い出したりするのも、
また楽しいから。

そして。再読でもなく、
読んだことを忘れているでもない本でも、
以前目にした内容が書かれているという
〈第3のデジャビュ〉があります。

例えば、
同じ著者が以前書いていたネタを
使い回している場合など。

で、この『第三のチンパンジー』。

ジャレド・ダイアモンドさんの著作は、
『銃・病原菌・鉄』『文明崩壊』
『人間の性はなぜ奇妙に進化したのか』
なんかがとても面白かったです。

それらを短くまとめてひっくるめて
1つにしたのが、この本でした。
なのでぼくには第3のデジャビュでした。





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2017年10月31日火曜日

『アノニム』(原田マハ)読みました。


2、3カ月前にここに書いた
『ベストセラーコード』って本で、
どんな作家のどんな内容の本が
よく売れるのかを分析していました。

そこには確か、
「物語の舞台は、
 その作家の得意分野を選ぶのがいい」
といっていたような気がします。

弁護士から作家になる人がいれば、
法廷を舞台にしたものとか、
経済記事を書いていたライター出身なら、
ビジネス界の物語やお仕事小説とか、
主婦だったら
家庭を中心にしたストーリーとか。

自分がどっぷりはまっている世界の中で
キャラクターを配置して動かしていく。

そうすれば、
不自然な描写はおのずとなくなって、
読者はフィクションだとわかっていながらも、
リアリティひしひしの、
臨場感ばくばくの状態になれる。

で、この『アノニム』。

ウィキペディアによると、
作者の原田マハさんの職業は
「小説家、キュレーター、カルチャーライター」
なんだそうです。

2番目のキュレーターってのは、
これまたパソコン辞書によると
「欧米の美術館において、
 作品収集や展覧会企画という
 中枢的な仕事に従事する専門職員。
 学芸員よりも専門性と権限が強い」
だそうです。

つまり絵画の専門家ってとこですね。
よって前述の『ベストセラーコード』の教え通り、
物語の舞台は、絵画関連の美術館だったり、
コレクターだったり、オークションだったり
するのがよろしいってことになります。
この本、その教え通りなんだけどなぁ…。

でも、
『楽園のカンヴァス』なんかは良かったです。





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2017年10月26日木曜日

『鉄道員(ぽっぽや)』(浅田次郎)読みました。


歳をとると記憶力は衰えるものですが、
ぼくの場合は歳には関係なく
もともと通常のレベルより低いみたいです。

飲み会なんかで、久しぶりに会った人に
「今、何やってんの?」と聞いて、
その答えに
「ああ、あの会社にいるんだ。すごいじゃん」
と褒め立てたその30分後にまた
「そう言えば、今はどこ勤めてんの?」
なんて真顔で聞いたりする。

そういう困った症状の出るのが、
歳をとってからなら
まだ救われる気もしますが、
ぼくはそれを20代、30代の頃からやってました。

みんなに馬鹿にされてました。

中には
「また、そのギャグかよ。つまらんから止めな」
と、ぼくの持ちネタだと思っていたヤツもいます。

ただ、この飲み会会話の例は、
記憶力というより、
聞いてないというのが正解な気がします。

聞いたのに聞いてない、
耳に入れただけで気に止めてない。
だから頭の中になくて、再度聞いちゃう。
あ、やっぱ、記憶力の問題か。

で、この『鉄道員(ぽっぽや)』。

浅田次郎さんの作品がいいと気づいて、
未読の代表作は
近いうちに読まないといけないぞと思い、
手にしたのがこの本。
いくつかのお話が詰め込まれた短編集です。

これを3分の2ほど読み終えたときでした。
「あ、この本読んだことある」
と思い出したんです。
ぼくの記憶力なんとかしてほしいです。




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2017年10月24日火曜日

『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』(神田桂一ほか)読みました。


絵を描くのが趣味だという
社長さんに話を聞いたときのこと。

ぼくが社長室に飾られてる作品を指しながら、
「うわー。ホントにお上手ですね。
 美術館に飾られていても
 全然おかしくないです」
なんて、ゴマをすりすりしたことがありました。

でもさすが社長さん、図に乗ることはなく
「私なんかまだまだだよ。
 どれもこれも妥協して
 終わらせてしまうから」
と、ちょっと寂しげに答えてくれました。

商談や部下との打ち合わせなどで
たくさんの来客があるだろう
自分の部屋に飾っている作品だけあって、
素人目にはそれなりにきれいに見える風景画のどこに
「まあいいや、これで」
と筆を投げた部分があるのか、
ちっともわからなかったぼくは
「どこで妥協しているんですか。
 そうは見えますけど」
と尋ねます。

まあそこにも多少は、
ご機嫌取りモードが入っていたかもしれません。

それを察したのか、
社長さんは笑ってぼくの質問をいなし、
雑談から本題に移っていきました。

妥協をぶっ飛ばして、
もう一ひねり手を加える
気力とか時間とかがあったら、
あの社長さんは、
社長じゃなく画家になっていたのかな。

で、この『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』。

もう一ひねりがあったらな……。
清水義範さんの文体模写を前に読んだけど、
あれは、ひねってたなあ。





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2017年10月19日木曜日

『サブマリン』(伊坂幸太郎)読みました。


タイトルでウソをついているというか、
盛りすぎだろうというか、
読んでみたらまったく
答えになってないじゃんというか、
……そういう本って、
あっちゃいけないんだろうけど、
ありますね。
具体的な題名は出しませんけど。

そういえば、
傍若無人でルール無用みたいに見える
作家の平山夢明さんでさえ、
うそ的なタイトルについて否定してました。

実話怪談シリーズみたいな本を
書いている平山さんが、
そのシリーズの中では
「自分で話をつくっちゃダメだ」と、
どっかで言ってたんです。

つくってしまったら「実話」じゃないし、
それやったら、詐欺だって。

あ、タイトルとは違うけど、
表紙のデザインも、結構、
内容とかけ離れているものがたくさんある。
とはいえ、
どんなにデザインが雰囲気に合わなくても、
それが嘘つき範疇もしくは詐欺分類に
入ることはないだろうけど。

内容は軽やかで微笑ましく読めるのに、
何やら重々しい表紙がついていたりとか…。
そんな本は逆に損しているなって思ったりします。

で、この『サブマリン』。

このタイトルどっからつけたのか、
貧弱脳のぼくにはわかりませんでした。
でも、表紙のデザインは、
他の伊坂作品に比べぴったりだとと思いました。
なんやかんや言っても面白いです。





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2017年10月17日火曜日

『アイネクライネナハトムジーク』(伊坂幸太郎)読みました。


これまでやってきたぼくの作業は、
単行本の仕事にしても、
新聞や雑誌の原稿にしても、
数百文字から
せいぜい2、3千文字くらいまでが、
ひとつのまとまりになっています。

この感想文もどきの一つひとつも、
だいたい600文字くらいの
かたまりですね。

300ページ前後の単行本をこなすのだって、
1項目千文字前後の固まりを
何個もつなげてつくってきました。

んで、そうした原稿をつくるとき、
ぼくはまず、
タイトル(というかその項目の見出し)を書いて、
そのあとでリード文や本文を
つくるやり方をしています。

逆の順番でやる人もいますが、
長年そうやってきたので、
それがクセみたいになってしまいました。

でもこれ、
効率的じゃないってわかっています。
だって、リードや本文を書いた後で、
タイトルを読んでみると、本文の内容と
全然リンクしていないことがあるんですもの。

「弘法も筆の誤り」って題で、
慣れている人でも気をつけよう
という記事を書こうと思ったら、
なぜか書きやすい筆の種類の話になり
「どの筆でも気を抜かず、
 きれいにキチンと使いましょう」
って結びの文章になっていたりする。
だったら題は、
「弘法、筆を選ばず」じゃん、って具合です。

で、この『アイネクライネナハトムジーク』。

思いつくまま書いていたら、
何を結論にしたかったのか、
忘れちゃいました。
でも、本は面白かったです。





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