2015年10月30日金曜日

『地の果ての獄(下)』(山田風太郎)読みました。

ちょっと前、
ラグビーの五郎丸さんが、
野球の始球式に出ていた姿を
テレビで見かけました。

ボールはストライクゾーンを
大きく外れていたけど、
球の勢いはあり、格好いいし、
ほほえましいなって思いました。

投げるフォームのぎこちないところが、
またいいじゃないですか。

そりゃあ同じスポーツ選手といっても、
種目が全然違うんだから、
ぶきっちょな動きで、
暴投になっちゃうのは仕方ない。

アレたぶん、
水泳選手とか陸上選手なんかだと、
もっとギクシャクするでしょ。
ぼくのイメージだと、
簡単な動作を繰り返すような競技
(走るだけとか泳ぐだけとか)
の専門家は、
他のスポーツはあまり上手にできなくて、

とっさの動きが必要な瞬発力系
(剣道とかテニスとか卓球とか)
の選手は、わりとスポーツ万能って気がします。

まあいずれにしても、
自分の専門分野以外は、
その道のプロには、かなわないってことですね。

それがわかっているから、
五郎丸さんの始球式も、
何の違和感もなく見てられる。

で、この『地の果ての獄(下)』。

舞台は明治時代。
やっぱ、山田風太郎さんの力が
最大限発揮できるのは、
侍たちが行き交っていた時代の
忍者モノなのかな。
専門は忍法。にんにん。


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2015年10月28日水曜日

『超訳 日本国憲法』(池上彰)読みました。

今はまっている
「鬼平犯科帳」シリーズの7巻で
中島梓さんが解説していたのは、
作者の池波正太郎さんの
文体についてでした。

ほんの数行読むだけで、
「池波正太郎の文章だ!」
ってすぐわかる。
そんなことを言っていました。

それが面白くて、
ぼくも、その7巻の感想文で
池波文体を真似しちゃってます。

えーっと。
文体を真似して書くのは、
『国語入試問題必勝法』の清水義範さんが、
よくやってますよね。

たしか「文体模写」っていいました。

ネットでも見かけたことあります。
おとぎ話の内容を
村上春樹さんの文体で書いちゃうとか、

ドラえもんのお話を
温泉にある効能書きの文体で書いちゃうとか。

んで。
それを発展させて、
わざと伝わりにくくしてるんじゃないか
とさえ思う法律の文面とか、
古代言語みたいな特許の文書なんかを、
小学1年生レベルの
ボキャブラリーしか使わない文体に模写して、
それを公文書として使ってもらいたい
って考えてるんです。 まじで。

なお、ぼくがさっき真似したと言った
池波文体の下絵に選んだのは、
日本国憲法でした。

で、この『超訳 日本国憲法』。

文体模写的な面白さを
期待して読んでみたんですが、
案の定、違ってました。
残念。



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2015年10月26日月曜日

『鬼平犯科帳〈12』(池波正太郎)読みました。

「猿も木から落ちる」と
「かっぱの川流れ」
って同じ意味だよな、
あっ「弘法も筆の誤り」もそうか

……なんてことをふと思って、
パソコンで類義ことわざを調べてみたら、
あるわあるわ。

以下コピペします。

過ちは好む所にあり/得手に鼻突く/
泳ぎ上手は川で死ぬ/川立ちは川で果てる/
麒麟の躓き/孔子の倒れ/巧者の手から水が漏る/
弘法にも筆の誤り/権者にも失念/才子才に倒れる/
策士策に溺れる/猿も木から落ちる/
釈迦にも経の読み違い/上手の猿が手を焼く/
上手の手から水が漏る/千里の馬も蹴躓く/
千慮の一失/知者の一失/知者も千慮に一失あり/
長所は短所/天狗の飛び損ない/念者の不念/
水の達者が水で死ぬ/百足のあだ転び/
文殊も知恵のこぼれ/山師山で果てる/
山立ちは山で果てる/
善く泳ぐ者は溺れ、善く騎る者は堕つ/
竜馬の躓き

……どんなに偉い人でも、
間違ったり、クオリティが少し落ちちゃったり
なんてことは、よくあること。
そんなの当たり前じゃん、
ほらほらほらーっ! と言われてる感じです。

で、この『鬼平犯科帳(12)』。

ちょっとキレが
鈍くなってるように感じました。
12巻目ですからね。

ぼくが少し慣れすぎちゃったってのも
あるかもしれません。
でもきっと13巻目は復活するでしょう。
さ、つぎ読も。



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2015年10月23日金曜日

『地の果ての獄(上)』(山田風太郎)読みました。

当たり前なんですが、
人を殺してはいけません。
同意なしに異性に対して
いかがわしいことをしてもいけません。

自分でやらなくても、
誰かに指示してやらせてもダメ。

それでもやっちゃったら、
罪に問われ、
罰を受けなくてはいけない決まりです。

なんだけども、
作家は、つくる作品の中で、
登場人物に殺人をさせたり、
女性を襲わせたり、
もうあんなことやそんなことを、
ルール無用で勝手気ままにやらせ、
暴れ回らせられます。

もちろん、フィクションなんだから、
どんなに極道をさせても、
作者が罪に問われることはありません。

だけど、どうなんでしょう。
そんなにハチャメチャにやっちゃうのって。
だからこそ、面白いって言えるんだけども、
やっぱ、どうなんでしょう。

……なんてことを
悩まずに考えずに筆を進められる人が、
世に認められる作品を
生み出せるんでしょうね。

で、この『地の果ての獄(上)』。

山田風太郎さんの作品は、
いま言ったようなハチャメチャばかり
だってことは、これまで何冊か読んで
覚悟していたつもりだったんです。

でもね。
「えぇーっ!
 もういいんじゃないの、それくらいで」
と読書中に何度思ったことか。



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2015年10月21日水曜日

『本にだって雄と雌があります』(小田雅久仁)読みました。

メールの文面などで
「よろしくお願いします」と書いて、
自分で読み直したとき、

「いや、ちょっと待てよ、
 それだけだと、なんとなく
 押しつけがましいから、
 もうちょっと何か付け足さないとなあ」

と思い、
「よろしくお願い致します」にしてみて、
もう一度読み直し、

「いやいや、語尾を変えただけじゃん、
 それだけじゃないだろう」

と自分に突っ込んで、
「勝手を言いますが、よろしくお願い致します」
にしてみる。

それでも相手の身分を考えると、
もうちょい欲しい気がして、

「勝手を言って恐縮ですが、
 よろしくお願い致します」にする。

そうなると、
「もう一声!」という声援が
自分の中に聞こえてくるので、

「勝手を申し上げまして
 恐縮ではございますが、
 何卒よろしくお願い申し上げます」

になって、
「申し上げます」が「かぶってるやろ!」
ってことで、

「勝手なご依頼、
 誠に恐縮とは存じますが、
 何卒よろしくお願い申し上げます」
になる。

ケースバイケースではあるんですが、
こうなるともう、
どこらへんが丁度良いあんばいなのか
わからんようになるんです。

で、この『本にだって雄と雌があります』。

ぼくの好きな作家・森見登美彦さんが
帯に推薦文を寄せているだけありました。
おもろかったです。

ただ、
どの辺がちょうどいいあんばいなのか、
わからなくなってくるのが難点でした。



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2015年10月19日月曜日

『かたづの!』(中島京子)読みました。

少し前に読んだ
『風の払暁 満州国演義一』の
解説で馳星周さんが
こんなことを言っていました。

作家同士の頼み事についてです。
文芸雑誌に作品掲載を依頼された作家が、
どうしても原稿が締切に間に合わないとき、
知り合いの作家に
穴を埋めてもらうようお願いする。

馳さんは、
それを船戸さんに頼まれたそうです。

もうじき終わるはずだった連載作品を、
半年だったか1年だったか、
話を引き伸ばして、続けて欲しいって。

それを承諾したのかしなかったのか、
はっきり書かれていなかったような
気がするんですが、
とにかく、作家さん同士には、
そんな頼まれごとが、よく舞い込み、
互いに融通し合っているらしいです。

そういえば『バッテリー』なんかを書いた
あさのあつこさんも、
何年か作家を続けていれば、
引き伸ばしたり縮めたり、
依頼の原稿枚数に合わせて書くのは
簡単にできるようになる、
みたいなことを言っていたような…。

で、この『かたづの!』。
 
好みからすると、
最後の50〜100ページぶんは
ないほうが良かったです。
そこまでの雰囲気はとても好きでした。
伸ばすよう頼まれたのとは、違うだろうけど。


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2015年10月15日木曜日

『鬼平犯科帳〈11〉』(池波正太郎)読みました。

パソコンの辞書をみたら
ことわざの「転石苔を生ぜず」に
2つの意味がのっていました。

(1)活発な活動を続けている者は、
   いつまでも古くならないことのたとえ。

(2) 一か所に落ちつかない者は
    大成しないことのたとえ。

(1)は良い事(2)は悪い事、
ってイメージになってる。

ぼくは長いこと(2)の意味しか知らず、
しかもそれに反発して、

「転がらないでじっと我慢して
 同じ事を続けなきゃ、
 生えてこないようなコケなら、
 そのなものいらない!」

なんて、
青臭いガキの戯れ言をほざいてました。

でも、
(1)はその戯れ言を肯定して
「転がれ! 同じ場所にいるな。同じ事繰り返すな」
って言ってる。

「へぇ〜、
 ぼくが思っていたような意味もあるんじゃん」

と辞書を見ながら
ふむふむしていたんですが、
しばらくすると、
へそ曲がりなぼくは、
またまた反抗したくなって、

「やっぱ継続は力なりでしょ。
 同じ事を続けるのも、やりがいあるんだから。
 そうして生えてきたコケには価値があるよ」

なんてぼやいてる。
ホントへそ曲がりです。

で、この『鬼平犯科帳(11)』。

11巻も続けているのに(まだ続きはあるけど)、
ますます面白くなってます。
どうやら「転石〜」の
(1)の意味が当てはまる。

このコケには価値がありまっせ。



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2015年10月13日火曜日

『一路(下)』(浅田次郎)読みました。

仕事で本を一冊つくり終え、
その打ち上げの席で、
出版社のお偉いさんを前に
白状したことがあります。

「申し訳ありません。
 楽しみながらつくっちゃいました」

つくっていたのは
娯楽系の読み物ではなく、
かたく真面目なビジネス系の本です。

本来なら難解な内容を、
冷や汗かきながら理解しつつ、
産みの苦しみを痛感しまくって
完成させるものだと思っていました。

それをこともあろうに、
「恥ずかしい失敗談入れちゃおうかな」とか、
「図式の中に、
 お茶目なイラスト描いちゃえ」とかしながら、

にやにやでキーボードを
ぺこぺこ打っていたんです。

制作中はどっかから
「お前、そりゃあ不謹慎だろ」という声が、
ちらほらと頭の中に聞こえていました。

だから、
お酒の入った席でお偉いさんに懺悔して、
せめてもの罪滅ぼしをしようと思ったんです。

ところがどっこい、そのお偉いさんは

「そうか!どうもありがとう!
 楽しんでつくってくれて!
 そうじゃなきゃ売れる本はつくれないからな」

と満面の笑みを向けてくれたんです。
そうか、それでいいんだ。

で、この『一路(下)』。

きっと楽しみながら書いたんだろうな…。



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2015年10月9日金曜日

『事変の夜 満州国演義二』(船戸与一)読みました。

あそこら辺は再開発が進んだから、
もうないだろうな、
あのうらぶれた定食屋さん。

友だちのアパート近くにあって、
彼の所に遊びに行くときは、
ぼくはいつも、
その店でカレーライスを食べてました。

もう20年以上前のことです。

取り立てて美味しいワケではないんですが、
値段やメニューからすると、
無難に食べられるのがそれしなかったんです。

店の人と親しく話したことはないのですが、
何回か行くうちに、顔を覚えられたらしく
「いらっしゃい、毎度」
くらいは言われるようになっていました。

そうなってから、
3回に1回ほどの割合で、
カレーがちょっと違って感じてきたんです。

ライスは同じなのにカレーの量だけ多くなる。

どうやらお馴染みさん向けの
暗黙サービスみたいです。

でもね。
ぼく的には、そのバランスが、
正直言って口に合わなかった。

いつものライスとカレーの割合なら、
ほどよい加減で、ぱくぱく食べられた。
でも暗黙サービス時には、
カレーが勝ちすぎて途中から飽きちゃうんです。

それでも、いつもと変わらない顔して
完食してましたけどね。
やっぱ、バランスって大切です。

で、この『事変の夜 満州国演義二』。

解説に「歴史と創作のバランス」
みたいなことが書かれていました。

ぼくの印象からすると、今回はそれが半々の割合。
好みとしては、
創作7で歴史3くらいが好きなんです。ホントはね。

ちなみに、通常カレーは半々の割合、
暗黙サービス時は、カレーが約2割増でした。



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2015年10月7日水曜日

『鬼平犯科帳〈10〉』(池波正太郎)読みました。

少し前まで、
高校時代の部活動での
出来事をつづったブログを
やっていました。

(過去形にしてるけど、
 気が向いたら
 再開するかもしれません)

後輩に「書いてくださいよ」と
頼まれたのがきっかけで
始めたんですが、
やっているうちに
収拾がつかなくなり、
週1回の更新を
5、6年続けてたんです。

毎回の投稿は1話完結ではなく、
数回もしくは数十回だらだらと
お話が続く形式。

ブログのトップ画面には
最新の投稿が掲載されるから、
初めて読む人には
「これまでのあらすじ」が見えず、
何のことだか、わからなかったと思います。

まあ、そんなこともあろうかと思って、
ちょこちょこと
「前回まではこんなでした」的な
説明を入れてたんです。

そのとき思ったのが、
「これって、
 通しで読んでいる人には不要だよな」。

入れないと初めての人が戸惑って
そのまま素通りされちゃうかもしれないし、
入れると前から読んでる人には邪魔だし、
……どっちにすればいいだろう。

なんてことを考えながら、
はっきりした答えが見つからず
そのときの気分で
書いたり省略したりしてました。

で、この『鬼平犯科帳〈10〉』。

さりげなく、適切な場所に
「これまでのお話」
入れ込まれてました。
なんだ、こうやれば良かったんだ。




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2015年10月5日月曜日

『一路(上)』(浅田次郎)読みました。

長年磨きをかけた職人技って
生半可じゃないですよね。

テレビのドキュメンタリーなんかに
出てくる職人さんたちは、
コンマ何ミリって単位のでこぼこを
削り取って鉄板を平らにしたり、
氷で生きてるみたいな白鳥をつくったり、
でっかいクレーン車を操って
自由自在にピンポイントで
滑車の先端を移動させたり。

身体にしみ込んでいるんでしょうね。
その仕事が極上の仕上がりになる
コツみたいなもの。

で、この『一路(上)』。

気になっていたんですが、
なぜかこれまで手を出さなかった
浅田次郎さんの作品。

まだ上巻ですが、
5箇所ほどで泣きました。

浅田さんってきっと
泣きツボを体得しちゃってる職人です。
下巻読み終わったら、
他の作品も、読もっと。


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2015年10月2日金曜日

『風の払暁 満州国演義一』(船戸与一)読みました。

最初に読んだものが面白くて、
同じ作家さんの作品を
たて続けに読んでいくこと、
よくあります。

(最初の一冊がそれほどでもなくて、
 そのまま忘れていっちゃうほうが、
 数としては多いんですけどね……)

でも、最初に読んだ本が面白すぎて、
というか刺激が強すぎて、
次の作品が手にしづらくなることも、
ごくごくまれにあります。

パッと思いつくのは、佐藤泰志さん。
『大きなハードルと小さなハードル』
って作品を確か20年くらい前に読んで、
脳天がつんとやられた気がして、

次を読もうと思ったんだけど、
本屋さんの棚で佐藤作品に手をかけるたびに
「いや、もう少したってからにしよう」と、
しおしおと、ほかの作家さんをお買い上げ。

今ではもう
『大きなハードル〜』の内容も忘れちゃいました。
(ということはそろそろ次読んでもいいのかも)

で、この『風の払暁 満州国演義一』。

実は船戸与一さんも、
最初の出会いが強烈ですぎて
次に手が出せない作家さんだったんです。
そんで今、10年程かかって、
やっと『砂のクロニクル』の呪縛が解けました。

踏ん切りをつけた甲斐ありです!



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