2017年10月6日金曜日

『死ぬほど読書』(丹羽宇一郎)読みました。


ここの2つ前に書いた
『同時代ゲーム』(大江健三郎)の
感想文もどきの中で、

「一文一文が長い本を、
 ちゃんと理解して読めたなら、
 その内容はずんずん身体に染みこむ」

みたいなことを言いました。

でも正直なところを言うと、
ぼくが好きなのは、すすっと読めて、
内容がスポスポと
頭の中に入り込んでくれるような本なんです
……あ、言っちゃった。

文章をつくる仕事をしていながら
失礼なヤツだとは思うんですが、
極端なことを言えば、
文章なんてなくて、
内容だけズドンと心の中に
はまってくれるような方法があるなら、
そっちのほうが手っ取り早いし、
もっとたくさん色んなことを吸収できる。

もちろんそんな方法はないから、
そんならせめて、文章の解読では
なるべく手間をかけさせず、
内容を直球で
渡すようにしたいって思ってるんです。

で、この『死ぬほど読書』。

読みやすい本でした。
ススッと読めて、内容は
スッポンスッポン頭の中に
入り込んできました。
これたぶん、ライターさんが
聞き書きしたんじゃないかな。違うかな。

と、ここまで書いていうのも何ですが、

この本、もうちょい読みにくく、
つっかえつっかえ、
考えながら読むような文体に
したらいいのかも……。

って、どっちぢゃい。







**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************