2017年11月9日木曜日

『プリズンホテル(1)夏』(浅田次郎)読みました。


食が細くなったと感じ始めたのは
いつぐらいからだったでしょうか。

20代の後半には、
「だいぶ食えなくなったな」
と感じていたように思うし、
いや30代や40代になってからだって
バカ食いできた記憶はあるし。

ま、いずれにしても、50を過ぎた今は
10代の頃の食欲にはかないません。

それがよくわかるのが、旅館の食事。
温泉宿なんかにいくと、
これでもかってくらい皿がたくさん出てきて、
料理てんこ盛り状態になりますよね。

10代後半のころには、
あの量を見てうれしくてたまらなかった。

でも、今だと、ひとつの皿ごとに、
ちょっとだけ箸をつけて、
とりあえず全部さらってから、
お腹の張り具合と相談しつつ、
美味しいものから順にこなしていく。

そうすると大抵、半分くらいは残しちゃう。

それでもたまに、
小量バージョンの旅館に当たることもあり、
そんなときは、なんとか完食できる。

ただ、小量バージョンと思っていたところで、
メインがあとから
運ばれてきたりすることもあるのが、困りもの。

それ早く言ってよ……って思っても、
最初から手元に出されていた献立表に
書いてあったりするんですよね。

で、この『プリズンホテル(1)夏』。

うんうん、面白い。
ただ、ぼくには少し、てんこ盛り感があり、
あと1つくらいエピソード小量が
ちょうどよかったかな。





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