子どもの頃って、
内容が面白いとかキャラクターが格好いいとか、
そんな細かなことに関係無く、
ただアニメってだけで、どんな番組でも
楽しく食い入るように観ていたような気がします。
大人に叱られたり、
友だちに意地悪されたりして、
べそをかいてるときでも、
テレビで漫画の絵が動いていると、
瞬時にそれまでのしぼんだ気分も忘れ、
じっと画面の前で
ストップモーションになっちゃう。
あれって、なんででしょうか。
電車の中で、
ぐじぐじと駄々をこねている幼児の前に、
お母さんがスマホに映した
アニメ動画を持っていくと、
コンマゼロ秒で大人しくなるって場面も
何度か見かけました。
あれって、なんなんでしょう。
で、この『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』。
アニメに対して感じた
子どもの頃の気持ちみたいに、
ただそれだけで面白かった。
構成がどうだとか、
人物造形がどうだとか、
そんなことは、どうでもよくなっちゃいました。
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