2018年2月16日金曜日

『DNAの98%は謎』(小林武彦)読みました。


書籍にしろ雑誌にしろ、
特定の分野のことを長く書き続けていると、
はじめは知らなかったこともだんだんわかって、
つくる記事の内容がどんどん専門的になっていく。

これ、やっちゃいけないことだと、
いつも自分に言い聞かせているんです。

いや、読者の対象が、
専門的な人だったらいいんです。

でも、ぼくらのやっているのは
大抵、入門書的な本や
一般向けの新聞・雑誌なので、
小難しいことは、
できるだけかみ砕かなきゃいけない。

それが、ふと気を許すと、
何の前置きもなく専門用語を使ったりしちゃう。

とはいえ、その手加減も微妙なんですけどね。

例えば、「地球温暖化」なんて言葉は、
今でこそ、説明なしに登場させても
違和感はないだろうけど、
昔は「何それ?」だった。

どこまでの言葉だと説明が必要で、
どこからフリーで使っていいのか。
悩むんです。

だから、いつも頭空っぽ状態で、
知識はため込まずにいようなんて考える。
幸いにして、
記憶力は人よりも劣っているようなので、
素のままでいれば、
それで済むことも多々あるようですが。

で、この『DNAの98%は謎』。

おそらくぼくは、
この本の読者対象レベルに
届いてないんだと思いました。





**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************