2018年3月22日木曜日

『ギャグ・マンガのヒミツなのだ!』(赤塚不二夫)読みました。


スティーブン・キングさんの『呪われた町』は、
19世紀末に書かれた小説『吸血鬼ドラキュラ』の
オマージュだったと、つい最近知りました。

つい最近じゃなくて
もうちょっと前から知ってたのは、
小野不由美さんの『屍鬼』が、
キングさんの『呪われた町』を
下敷きにしたってこと。

つまりは、
『吸血鬼ドラキュラ』
→『呪われた町』
→『屍鬼』
というふうにつながっている。

面白い話をつくれる人って、
みんな独創的な想像力を持っていて、
誰も思いつかないような発想をもとに
ストーリーを組み立てていくもんだと、
長いこと思っていたのですが、
一概にはそうとも言えないんですね。

過去から読み継がれてきた作品を
自分の中でかみ砕いてお手本にしてる。

森見登美彦さんの『四畳半神話体系』も、
最初は『リア王』をもとに書き始めたって
聞いた覚えがあるし。

で、この『ギャグ・マンガのヒミツなのだ!』。

「赤塚不二夫さん、お前もか!」でした。
一時代を築くような人は、やっぱみんな
勉強、研究してるんですね。





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