2018年3月29日木曜日

『アルテミス(上)』(アンディ・ウィアー)読みました。


昔々通っていた映画学校で
200枚だか300枚だかの
長編シナリオを書かなきゃいけない
宿題がありました。

宿題というか、
進級するための必須項目というか。

今となっては、自分が何を書いたかも、
おぼろげにしか浮かんでこないのですが、
なぜか、覚えていることがあります。

やっとこさ書き上げて、それを学校に出したあと、
やはり同じ日に提出にきた友だちとの会話です。

その兄さんが、

(誰だか忘れちゃったのですが、
 たしかぼくより年上だった気がするので、
 とりあえず「兄さん」に)

「お前のには死人が出てくる?」
と聞いてきたんです。

「えっ、ああ、まあ……出しちゃってます」
「そうだよな、やっぱ殺人がないと
 ストーリーにならないもんな」

それ聞いて、
ぼくはなぜだか「次は、殺人なしの話にしよ」
って思ったんです。次の長編シナリオなんて
書いてないですけどね……。
と、これがなぜか覚えているエピソード。

で、この『アルテミス(上)』。

今のとこ、上巻を読み終わっただけ。
同じ著者の前作『火星の人』には
殺人は出て来なかったですよね。
……うーん、今回はそうきたか。
下巻を読まずにはいられない展開でした。





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