2018年4月17日火曜日

『柳家小三治の落語1』(柳家小三治)読みました。


近々読み返してみようかな、
と思っているのが
星新一さんのショートショート群です。

1000作品はあるって
聞いた覚えがあるけど、
たぶんそのほとんどを中学生の頃、
かじりついて読んでました。

それから40年ほどたった今、
もはや中学生の気持ちに
戻ることはないと思いますが、
何を感じるのか、もしくは感じないのか、
試してみたいと密かに企んでいるんです。

企みを達成できた暁には、
この場でまた紹介するってことにして、と。

えーと、
そのショートショート群の中で、
今でも印象に残っているお気に入りの話が
「おーいでてこーい」です。

ネタバレで恐縮ですが、
ストーリーを言っちゃいますね。

何を投げ入れても、
吸い込んで出てこない穴が見つかって、

それりゃいいってんで、
不要なモノを何から何まで
そこに放り込んじゃった。

やがては核のゴミなんて
とんでもないモノまで。

そうして地球がきれいになったある日、
一番最初に穴に投げ入れた小石が、
空から落ちてきた。

で、この『柳家小三治の落語1』。

収録されている演目の中に
「堪忍袋」って噺がありました。

我慢ならないことがあると、
その袋の中に不満をぶちまけ、
すっきりして笑う、ストレス解消袋。
長屋の皆がそこに怒鳴り声を放り込むんです。
やがて袋はパンパンに膨れあがり
ついには破裂してしまう。

「おーいでてこーい」の元ネタ、みーつけた。





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